令和3年度 東京都観光産業外国人材活用支援事業

 宿泊業界

宿泊業界は、主にホテルや旅館などが挙げられます。ホテルは広い部屋や豪華なレストラン・結婚式場などの施設を備えた「シティホテル」、サービスや部屋の設備をコンパクトにして、低価格で提供される「ビジネスホテル」、観光地などに建てられ、長期間の滞在も楽しめる「リゾートホテル」などに分類されます。


 宿泊業界の仕事(職種)の紹介

宿泊業界は主に、宿泊部門、レストラン等の料飲部門、披露宴やセミナー、パーティーなどを運営する宴会部門、それらをマネジメントする管理部門に大きく分けられます。宿泊部門では、フロントを中心にお客様の対応をしていきます。ベルスタッフやドアスタッフは、お客様と最初に接する仕事であり、第一印象を決める大切な仕事です。料飲部門は、お客様へのホスピタリティ精神が表れる仕事です。宴会部門は、お客様の思い出作りを担っていく仕事であり、責任感が求められます。

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宿泊業界の職種紹介:※外国人材が入社当初に採用される職種は、在留資格「技術・人文知識・国際業務」であれば、学校の専攻や母国の言語、文化知識等を活かすことができる職種として★が多いようです。※在留資格「特定技能」の要件である、業務に関する一定の知識や経験を要する技能条件と日常会話レベルの日本語要件を満した場合、採用される職種として、☆などが挙げられます。ただし、宿泊業全般の業務に幅広く従事することが求められますので、調理、ハウスキーパーのみという職務では認められません。※4年制大学の卒業者又は大学院の修了者の場合、高い日本語能力を有していれば、在留資格「特定活動(告示第46号)」により、職種の幅が広がります。

 宿泊業界のキャリアモデル

宿泊業界では、どの仕事でも細やかな気遣いやホスピタリティへの姿勢が求められます。そのため、お客様にとって何が最善なのかを常に考えていく必要があります。業務上、海外からのお客様と接することが多く、語学力も問われます。主なキャリアとして宿泊部門、料飲部門、宴会部門があり、各部門のトップのポジションが支配人となります。また、管理部門についてはそれぞれの職種の管理職のキャリアもあります。在留資格が認められる範囲内で希望する部署へのキャリアチェンジは可能です。

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宿泊業界のキャリアモデル。※一般的なモデルとなります。企業により違いがあります。
日本のおもてなしの文化で、海外からのお客様に喜んでもらえることにやりがいを感じる
外国人材活用事例:宿泊業界1

株式会社芝パークホテル パークホテル東京宿泊グループ

アマッテ・シリスティさん

2013年4月入社。駿台トラベル&ホテル専門学校 ホテル科卒業。ネパール出身。

 この業界を志望した理由は?

母国で日本語を勉強していた時に日本のホテルのドラマを見て、お客様に対するサービスレ ベルが高く、魅力を感じました。そして、母国の大学院を辞めて日本に留学しました。日本語学校からホテルの専門学校へ進学し、勉強することで、より一層ホテル業界を好きになっていき、この業界に就職することを決めました。

 担当している業務は?

私はパークホテル東京宿泊グループに配属されました。最初の3年間はベル業務を担当していました。その後2年間フロント業務を担当し、現在もフロント責任者として業務を行っています。ホテルのフロントは、海外のお客様にとって日本の第一印象となるため、とても重要な仕事だと思っています。日本の「おもてなし」の文化は非常に素晴らしく、業務を行いながら日々学んでいますが、対応したお客様から感謝の言葉を頂いた時はとてもやりがいを感じています。

 業務で一番やりがいを感じることは?

日頃から、お客様が何を求めているのかを考え、先回りしたサービスができるよう気を配っています。例えば、花束を持ってきたお客様がいたので「何かのお祝いですか?」とこちらから伺い、ホテルとして出来るサービスをさせて頂き、喜んでもらったことがあります。日本の「おもてなし」の文化で、海外からのお客様に喜んでもらえることにとてもやりがいを感じました。

 将来の夢は?

将来は、コンシェルジュサービスの業務を担当して、お客様に納得して頂けるサービスを提供したいと考えています。そして、その後にフロントに戻って、社員を支えられるような人間になりたいと思っています。最終的にはこの経験を活かし、母国でホテルを経営したいと思っています。

後輩へのアドバイス

ホテル業界を志望されるなら、日本の文化を理解して、興味を持った会社の業務内容や雰囲気をできるだけ事前に知っておいてほしいと思います。

職場の仲間は、いつも励まし、支えてくれる家族みたいな存在
外国人材活用事例:宿泊業界1

株式会社カンデオ・ホスピタリティ・マネジメント カンデオホテルズ東京六本木 セールスマネジャー、イールドマイスター

セバン・アナビさん

2016年3月入社。北九州YMCA学院卒業。イラク出身。

 この業界を志望した理由は?

渡日前から日本のサービスレベルの高さは知っていましたし、そのサービスを提供するホテルの仕事にも興味を持っていました。最初は知人に紹介され、愛媛県松山市のカンデオホテルズ松山大街道に配属されました。仕事をしている中でお客様をおもてなすことにやりがいを感じ、人生の仕事と考えるようになりました。昨年、カンデオホテルズ東京六本木開業の応援で東京に来たのですが、外国人宿泊者が多く、語学の強みを活かせるということで、そのまま東京で働くことになりました。

 担当している業務は?

セールス及び予約システム管理を担当しています。カンデオホテルズ東京六本木では外国人のお客様が多く、外国人ならではの問い合わせも多いため、心構えや準備も違ってきます。私は、海外からのお客様向けのPRとして、文化が違う点などを踏まえて、どのように魅力的に伝えていくかを考えています。常にお客様がどのように感じるか、また、どのように評価してもらえるかを考えながら仕事をすることで、外国人としての強みが活かせていると感じています。

 業務で一番やりがいを感じることは?

接客や予約の仕事においては、チームみんなでやり遂げたことの方が多く、自分一人で仕事をしているという感覚は全くありません。仕事を通じて、常に支えられていることを感じています。職場の仲間は、いつも励まし、支えてくれる家族みたいな存在です。今後は支える側となって貢献していきたいです。

 将来の夢は?

外国人としての目線や気づきを提案し、英語サイトをもっと充実させていきたいです。また、ホテル開 業に携わる機会があれば、今まで積み重ねた経験を活かしていきたいです。将来は、母国であるイラクやヨルダンに、小さくてもいいので自分のホテルを持ち、カンデオから学んだ世界に誇れる日本の「おもてなしサービス」を伝えていくことが夢です。

後輩へのアドバイス

今の私があるのは、周りからの多くの支えがあるからです。「縁」を大切にしていけば、必ずチャンスをつかむことが出来ます。頑張ってください。

外国人材活用事例  

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